北海道神宮（札幌神社）祭典の際の路上での馬比べから始まり
北６条通のコースでの競走、北大農学部前庭の競走、中島競馬場での競走を経て
１９０７（明４０）年：札幌競馬倶楽部は子取川農場（北１４西１９）の敷地を買収し
新競馬場を建設した（子取川競馬場）
１９０８（明４１）年：黙許されていた馬券の発売が禁止され、日本の競馬が公認競馬から補助金競馬へと移行した
その為、全国の公認競馬会は競馬倶楽部への改称を要求された
１９１０（明４３）年：北海道競馬会はそれを受け入れる形で札幌競馬倶楽部と改称した
１９３６（昭１１）年１２月１０日：日本競馬会が設立され、他の競馬倶楽部と同様に同会に統合される形で解散
１９３８（昭１３）年：日本競馬会による札幌競馬が開催される
１９４８（昭２３）年６月：日本競馬会主催の競馬は戦争終結後、ＧＨＱ経済済科学局公正取引課によって独占禁止法に抵触すると判断され
日本競馬会の解散が決定し
同年９月：新たな競馬法に基づき日本の競馬は国営競馬へと移行された
同年９月７日：施行体は国（農林省）である国営競馬にて札幌競馬が再開される
１９５４（昭２９）年９月：特殊法人日本中央競馬会が発足し、施行者は日本中央競馬会にて開催される
日本中央競馬会は
中央競馬を主催・施行すると共に
中央競馬を開催する競馬場や美浦・栗東のトレーニングセンター、競走馬の育成所などの施設を保有する
農林水産大臣の監督下（監督部局は農林水産省生産局畜産部競馬監督課）にある全額国出資の特殊法人
１９５５（昭３０）年〜：ホッカイドウ競馬（主催：北海道）も併用して開催される
＜昭和４７年・日本中央競馬会主催・連勝複式勝馬投票券＞
１９８７（昭６２）年：それまでＮＣＫ（Nippon Cyuo Keiba-Kai）と呼ばれていた略称が
ＪＲＡ（Japan Racing Association）へと変更された
札幌競馬場は中央競馬が開催される競馬場としては唯一
ダートコースのみ（内回り･外回り）で開催が行われてきた競馬場であった
当時、日本の競馬場における天然芝はこれまで野芝・高麗芝といわれる
主として温暖な気候に適した芝が中心だったため、気温が低い札幌では芝が枯れてしまう恐れがあった
芝コースの設置は函館競馬場が北限と考えられていた
ＪＲＡでは寒冷地でも耐えられる天然芝についての研究・開発を進め
ヨーロッパで主に使われているケンタッキー・ブルーグラス、トールフェスク、イタリアン・ライグラスなどといった
寒冷地タイプの天然芝と旧来の野芝・高麗芝を混成した「オーバーシード」という技術を開発
これにより札幌競馬場でも芝コースの設置が可能になった
１９８９（昭６４）年：札幌競馬場ダート外回りコースを改修して芝コースを新設した
＊この年の札幌開催は芝の育成･保護のため
すべてダートコースでレースが行われ、札幌記念もダート１，７００ｍで施行された
北海道札幌市中央区北１６条西１６−１−１
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